トーナメントのショートスタック時のプッシュorフォールド戦略

トーナメントのショートスタック時のプッシュorフォールド戦略

プッシュオアフォールド戦略とは

プリフロップでオールインかフォールドのみのアクションにする、プッシュオアフォールド戦略は下記の利点があります。

  • 相手のフォールドエクイティがあり、ハンドエクイティ以上のバリューがある
  • 相手にコールされた場合も自分のハンドのエクイティは保証される
  • ポストフロップアクションが無いため、プレイスキル差が生じない
  • ポストフロップのアクションノードが無く、プリフロップの2つのアクションのみに単純化されているため、精度の高いアクションが可能

欠点としてはプレイヤースキルがある場合、ポストフロップのエッジが生じないことが挙げられます。

パワーナンバーと有効M値によるプッシュオアフォールド戦略

パワーナンバーとは?

ハンドの強さです。全部数値化されています。

M値とは?

M値(M-ratio,考案者:X-22,Paul David Magriel Jr.)とは、今のスタックで全部フォールドしたときに耐えられる周回数です。

M値=スタック/ポット額

※ポット額=SB額+BB額+全員のアンティ

例)
SB=300ドル、BB=600ドル、アンティ=50ドル×9人、スタック=6,700ドル

ポット額=300+600+50*90=1,350ドル

M値=1,350/6,700≒5

つまり、すべてフォールドした場合、5周持ちこたえられることが分かります。
プレイ中は次のBBが回ってくるまで「M値は5」と覚えておきます。

PaulMagriel
ポールマグリエルさん(1946~2018)

https://en.wikipedia.org/wiki/Paul_Magriel

有効M値とは?

M値に自分の後ろの人数をかけたものです。

有効M値=M値×後ろ人数

例)
M値=5 ポジションはカットオフ

カットオフの後ろの人数は、BU、SB、BBの3人です。

有効M値=5周×3人=15

パワーナンバー表

power number

https://fr.pokernews.com/strategie/poker-power-number-calcul-de-tournoi.htm

プッシュオアフォールドの判断

「パワーナンバー」と、「有効M値」を天秤にかけて次のように判断します。

「パワーナンバー」>「有効M値」
⇒ オールイン

「パワーナンバー」<「有効M値」
⇒ フォールド

例1)
有効M値=15 ハンドは【A3o】
【A3o】のパワーナンバーは表より「16」
有効M値は「15」

「パワーナンバー16」>「有効M値15」
⇒ オールイン

例2)
有効M値=15 ハンドは【K4s】
【K4s】のパワーナンバーは「11」
有効M値は「15」

「パワーナンバー11」<「有効M値15」
⇒ フォールド

パワーナンバー使用時の注意点

  • M値が3~8くらいの時に用います。
  • M値が3以下のときはエニハンでオールインしても良いかもしれません。
  • 自分より後ろに、自分よりショートスタックがいた場合、M値は自分のスタック量ではなく、最も小さいスタック数で計算します。
  • 自分より前のプレイヤーがアクションしたときは使えません。自分が最初にアクションするときだけです。
  • インマネファクターやバブルファクターが存在しないとき、つまりバブルまでまだ遠いときに使えます。

プッシュオアフォールド戦略に使えるおすすめサイト

条件を入力するとプッシュかフォールドか自動的に判断してくれます
https://www.push-or-fold.com/

詳細なプッシュオアフォールドレンジ表です
https://floattheturn.com/wp/pushfold/