ポストフロップの戦い方1-6(リバーでのディフェンス)

ポストフロップの戦い方1-6(リバーでのディフェンス)

ポストフロップの戦い方1-5の続きです。
フロップ、ターン、リバーでIPがトリプルバレルを打ってきたときの、OOPのアクションについて考えてみましょう。

シチュエーション

  • HJ vs BB
  • SRP(シングルレイズドポット)
  • レーキなし
  • ポストフロップのベットサイズは67%固定
  • 有効スタック 58.01
  • ポット35.6+ベット24.44
  • OOPのプレイライン c3bb|x c|x c|x ?
  • IPのプレイライン r3bb|b0.67|b0.67|b0.67

リバー IP(HJ)がベットしてきた

ボード【Kc Js 8s 6c 9h】
IP (HJ):91コンボ エクイティ49%
OOP (BB):47コンボ エクイティ51%

OOP(BB)のアクション

IP(HJ)がトリプルバレルを打ってきました。
OOPのできるアクションはレイズ、コール、フォールドです。

OOPのエクイティ

リバーコンデンスドレンジ

OOPのレンジはほとんどが中程度で構成されているコンデンスドレンジです。
その中でも①~④の4つのグループに分かれています。

  1. エクイティ96以上(ストレート) 2コンボ
  2. エクイティ64~61(2ペア) 6コンボ
  3. エクイティ32~22(1ペア) 37コンボ
  4. エクイティ4以下 (弱い1ペア) 2コンボ

頻度の方針

レイズコール フォールド
比率7%46%46%100%
コンボ数3222269

ターンOOPのレンジ

レイズ

No.コンボハンド
1ストレート2QTs[c],75s[s]
21P,weak1T8s[c]
  • No.1 ①のストレート2コンボを選択。
  • バリューが2コンボなのでブラフを1コンボ入れます。
  • No.2 相手がフォールドしそうなハンドをブロックしてなくて、Aを含まないハンドを③と④の中から選びます。
    分からなかったら一番弱いハンドを選びましょう。
    今回はコールできないほど弱いものの、上ストレートに必要なTをブロックしているT8s[c]を選択しました。

コール

No.コンボハンド
12ペア6K9s,K8s,J9s,98s
21P,TP15KQo,KTs,K7s
31P,MP1JTs
22
  • ②のそこそこ強いハンドはすべてコール。
  • 残りは相手のブラフをブロックしていないハンドを選んだり、③の中から強い順に選んだりします。

フォールド

No.コンボハンド
11P,MP13AJo,QJs,QJo
21P,weak7A9s,T9s,A8s,87s,76s,65s,64s
3A high2ATs,A7s
22
  • 弱いハンドでブラフレイズしないものはフォールドです。

まとめ

  • レイズできるハンドがある場合、その半分のコンボ数でブラフする
  • ブラフハンドは弱いもので、ブロッカーが望ましい
  • コールとフォールドの頻度は半分ずつ