ポストフロップの戦い方1-3(ターン)

ポストフロップの戦い方1-3(ターン)

ポストフロップの戦い方1-2の続きです。
フロップでIPがCB(ベット)して、OOPがコールしたときのターンアクションについて考えてみましょう。

シチュエーション

  • HJ vs BB
  • SRP(シングルレイズドポット)
  • レーキなし
  • ポストフロップのベットサイズは67%固定
  • 有効スタック 92.64
  • ポット15.22
  • OOPのプレイライン c3bb|x c|?
  • IPのプレイライン r3bb|b0.67|?

ターン

ターンでは【6c】が落ちました。
ボード【Kc Js 8s 6c】
IP (HJ):122コンボ エクイティ49%
OOP (BB):69コンボ エクイティ51%

6cはどちらにとっても有利でも不利でもないカードです。
クラブが2枚になったことによって、クラブのバックドアフラッシュドローはブラフが打ちやすくなりました。
また、スペードとクラブの2つのフラッシュドローによって、両者のドローが多いため、ワンペアのベット頻度が上がります。

OOP(BB)のアクション

レンジ全体のエクイティは50%を超えているものの、トリップス以上のハンドがなく、不利な状況です。
100%チェックしましょう。

IP(HJ)のアクション

頻度の方針

ターンIPのエクイティ
ターンIPのエクイティ

IPのエクイティは、75%以上(K9[ss]以上)のハンドと、45%以下(A8[cc]以下)のハンドに分かれています。
エクイティが高いハンドと、エクイティが低いものの発展する可能性があるハンドや、相手にドローがあることから弱いワンペアでベットできます。
ベット頻度は高めの75%くらい。
バリューベット:ブラフベットは約1:1にします。

頻度の方針

バリュー ベット ブラフベットチェック
比率38%37%25%100%
コンボ数474629122

バリューベット

No.コンボハンド
1セット12KK,JJ,88,66
22ペア9KJo,KJs
31ペア,OP6AA
41ペア,TP21AKs,KQs,AKo,KQo[sなし],KTs[s],K9s[s]
48
  • フロップベットレンジとほぼ同じです。
  • 66がセットになったので追加になっています。

ブラフベット

No.コンボハンド
1FD,A high floped[s]8A[QT976432][ss]
2FD,floped[s] 3(QTs,Q9s,T9s)[s]
3FD,A high turned[c]8 A[QT987432][cc]
4FD,turned[c] 3 (QTs,Q9s,T9s)[c]
5OESD2T9s[hd]
6GSSD,AQo8AQo[xs,xc,sx]
7GSSD,ATo6ATo[xs,xc]
81P,weakP677
44
  • No.1~No.4でフラッシュドローのほとんどでベットしています。
  • No.5のOESDでFDではない4コンボのうち、半分の2コンボはチェックしています。(QT[hd])
  • No.6のGSSDのAQoはコンボ数調整用です。どれを選んでも大差ありませんが、今回はQ[s]とQ[c]を含むものを選択しました。主な理由は相手の(KQs,QJs,QTs)[s]や、 (KQs,QJs,QTs) [c]をブロックする為です。
  • No.7のGSSDのAToもコンボ数調整用です。こちらも同じ理由で、ブロッカーであるT[s]とT[c]を含むものを選択しました。 (゚ロ[-盾-]

チェック

No.コンボハンド
1FD,[s]1A5s[s]
2FD,[c] 1A5s[c]
3OESD4 (QTs,Q9s)[hd]
4GSSD,AQ6AQs[h,d],AQo[hd,dh,ch,cd]
5GSSD,AT8ATs[h,d],ATo[hd,dh,ch,cd,sh,sd]
51P,weakP 655
6other4(A3s,A2s)[hd]
30
  • 高頻度でベットしたため、弱いハンドで構成されています。(エクイティ22%くらい)
  • 一方、ドローハンドが多いので、リバーで発展する可能性も残っています。

ターンのIPのアクションは次の記事です