ポーカー入門|ポーカーの役を間違えやすい例も解説

ポーカー入門|ポーカーの役を間違えやすい例も解説

ポーカーの役はこの表で簡単に覚えることができます。

テキサスホールデムは、「プレイヤーのハンド2枚」、「ボード5枚」の7枚のうち5枚を使って役が作られるので、少し慣れが必要です。

ちなみに、スリーペア以上の役ができることは少なく、ワンペア、ツーペア、ハイカードで決着することがほとんどです。

ポーカーの役

役の強さ(強い順)

  • ロイヤルフラッシュ(ロイヤルストレートフラッシュ)
  • ストレートフラッシュ
  • フォーカード(フォーオブアカインド、クアッズ)
  • フルハウス
  • フラッシュ
  • ストレート
  • スリーカード(スリーオブアカインド、トリップス)
  • ツーペア
  • ワンペア
  • ハイカード

基本ルール

  • 自分のカード(ハンドともいいます)2枚と、全員で共通のコミュニティーカード(ボードともいいます)5枚、計7枚のうち5枚を使って役を作ります。
  • ハンドとボードの枚数の内訳はなんでもOK。
    (ハンド2枚ボード3枚、ハンド1枚ボード4枚、ハンド0枚ボード5枚のどれか)
  • 同じ役の場合、数字が強い方が勝ち。Aが最強で2が最弱。
    AKQJT98765432 の順です。(10はTen略のTで表記します)
  • 絵柄の数字
    A:14または1
    K:13
    Q:12
    J:11
    T:10
  • 同じ役で、5枚とも同じ数字だった場合は引き分け。(チョップといいます)
  • ストレートのときだけ、Aは14にもなるし、1にもなる。
    AKQJTも5432Aもストレート。
  • スート(柄)は4種類(スペード、ハート、ダイヤ、クラブ)あるが強さは同じ。
    ※サイト内では、それぞれ、s,h,d,cと表記します。
     例)5のダイヤは5d 5d、10のクラブはTc Tc

ハイカード
As

何も役がない状態。
ハイカード同士の勝敗は、1番強いカードの数字の強さで決める。
1番目が同じだったら、2番目に強いカードで。
2番目が同じだったら、3番目に強いカードで。
     :
5番目が同じだったら引き分け(チョップ)。

勝敗の例1

(1)Tc8d6d4d2s

(2)Jd7s6d4d2s

Jハイの(2)の勝ち。J>T

勝敗の例2

(1)Js8d6d4d2s

(2)Jd7s6d4d2s

Jハイ同士なので、2番目に強い8を持っている (1) の勝ち。8>7

ワンペア
AsAs

2枚が同じ数字。
ワンペア同士の勝敗は、ワンペアカードの数字の強さで決める。
ワンペアのカードの数字が同じだったら、残り3枚でハイカード勝負。

勝敗の例1

(1)TcTh6d4d2s

(2)JcJh6d4d2s

Jのワンペアで(2)の勝ち。JJ>TT

勝敗の例2

(1)JcJhAs4d2s

(2)JcJh6d4d2s

Jのワンペア同士なので、ハイカード勝負でAを持っている (1) の勝ち。A>6

ツーペア
AsAsKsKh

2枚が同じ数字なのが2組。
ツーペア同士の勝敗は、強い方の組の数字の強さで決める。
強い方が同じなら、弱い方の組の数字の強さ。
2組とも同じ数字なら、残り1枚のハイカード勝負。

勝敗の例1

(1)TcTh6d6s2s

(2)JcJh6d2h2s

JJ・22のツーペアで(2)の勝ち。JJ>TT
※2組目は(1)が66、(2)が22で(1)の方が強いですが、1番目で強い時点で(2)の勝ちです。

勝敗の例2

(1)JcJh6d6s2s

(2)JcJh6d2d2s

1番強い組は両方ともJJ、2番目に強い組は66>22で(1)の勝ち。

勝敗の例3

(1)JcJh6d6s2s

(2)JcJh6d6s3d

1番強い組は両方ともJJ=JJ、
2番目に強い組は両方とも66=66、
残ったカードはハイカード勝負で3>2で、(2)の勝ち。

トリップス、スリーオブアカインド、スリーカード
AsAsAd

3枚同じ数字が1組。
1組が同じ数字同士の場合は、残りの2枚のハイカード勝負。

勝敗の例1

(1)TcThTdAd2s

(2)JcJhJsTd2s

JJJのトリップスで(2)の勝ち。JJJ>TTT

勝敗の例2

(1)JcJhJsQh2s

(2)JcJhJsTd2s

3枚の組は両方ともJJJ=JJJ、残り2枚のハイカード勝負で(1)の勝ち。Q>T

ストレート
AsKhJcTc

5枚が連続した数字になっているハンドです。
数字は強い順に「AKQJT98765432A」です。(A:14または1,K:13,Q:12,J:11,T:10)
Aは14にすることも、1にすることもできます。
最強のストレートはAKQJT、最弱のストレートは5432Aです。
(32AKTみたいに、一周まわったストレートはないので注意)

勝敗の例

(1)Tc9h8c7d6c

(2)JhTc9h8c7d

JT987のストレートで(2)の勝ち。J>T
※ストレートは数字が連続しているので、一番上のカードだけ見ればOKです

ストレートになっていない例

(1)3d2hAcKsQd

AKQ32で、Aのハイカードです。
なんということでしょう、こんなに強そうなのに役が無いのでワンペアにも負けます(;´・ω・)

フラッシュ
AsKsQsJs2s

5枚が同じスート(絵柄)になっているハンドです。
スートによる優劣はありません。
フラッシュ同士の場合、一番強い数字を持っている方が勝ちです。2番目以降の数字は関係ありません。(テキサスホールデムポーカーの場合、フラッシュができるときは一つのスートしかあり得ない為です。)

勝敗の例

(1)KsQsTs9s3s

(2)AsTs9s3s2s

Aハイフラッシュで(2)の勝ち。A>K

フルハウス
AsAsAdKsKh

3枚同じ数字1組と、2枚同じ数字1組。
トリップス+ワンペアです。
フルハウス同士の場合、まず3枚の組で判別し、それも同じときは2枚の組で判別します。

勝敗の例1

(1)TcThTdJcJh

(2)JcJhJsTdTh

JJJ・TTのフルハウスで(2)の勝ち。JJJ>TTT
※3枚の組で勝敗がついた為、2枚の組の数字はフルハウスが成立してれば(2)の勝ちです。

勝敗の例2

(1)JcJhJsQhQc

(2)JcJhJsTdTs

3枚の組は両方ともJJJ=JJJ、残り2枚組の強さで(1)勝ち。QQ>TT


ここから下はめったに出ない役なので最初は覚えなくてもOKです(‘◇’)ゞ


クアッズ、フォーオブアカインド、フォーカード
AsAsAdAc

4枚同じ数字が1組。
1組が同じ数字同士の場合は、残りの1枚のハイカード勝負。

勝敗の例1

(1)8s8h8d8c4s

(2)8s8h8d8cKd

4枚の組は両方とも8888=8888、残り1枚のハイカード勝負で(2)の勝ち。K>4

ストレートフラッシュ
KsQsJsTs9s

5枚が同じスート(絵柄)かつ、数字が連続になっているハンドです。
名前の通り、ストレートかつフラッシュになっている役ですね!
ストレートフラッシュ同士の場合、一番強い数字を持っている方が勝ちです。2番目以降の数字は関係ありません。

勝敗の例

(1)QsJsTs9s8s

(2)KsQsJsTs9s

Kハイストレートフラッシュで(2)の勝ち。K>Q

ロイヤルフラッシュ、ロイヤルストレートフラッシュ
AsKsQsJsTs

5枚が同じスート(絵柄)かつ、数字がAKQJTになっているハンドです。
ストレートフラッシュがAハイだとロイヤルフラッシュです!
数字が決まっているため、スートの数と同じ4通りしかありません。
100%勝てるハンドです。
出る確率は0.003232062 %くらいです。
せっかくポーカーをやっているのですから1回くらいは出してみましょう(‘◇’)ゞ

ロイヤルフラッシュハンド

(1)AsKsQsJsTs

(2)AsKhQhJhTh

(3)AdKdQdJdTd

(4)AcKcQcJcTc