プリフロップのアクション(基礎編)

プリフロップのアクション(基礎編)

この記事はポーカー初級者から中級者向けです。自分や相手が強くなってくると、もう少し複雑な戦略を取る必要があります。

プロフロップの基本的な方針

2枚のハンドとポジションで参加するか、参加しないかを決める

2枚のハンドが弱く、相手の方がハンドが強い場合、長い目で見ると損をしてしまいます。強いハンドで参加するようにします。

ポジションはアクションが早いほど不利なので、より強いハンドにします。アクションが遅いポジションは有利なので、少し弱いハンドでも勝負できます。

プリフロップでは下記の順でプレイします。
MP2(一番不利)→HJ→CO→BU→SB→BB(一番有利)

ポストフロップ(フロップ、ターン、リバー)では下記の順でプレイします。
SB (一番不利) →BB → MP2→HJ→CO→BU (一番有利)

いずれも時計順です。

ポジション

参加する金額は基本的に固定額にする

自分より前の人が全員フォールドで、自分が初めてオープン(レイズ)する場合のBET額は基本的には固定額がおすすめです。BET額によって持っているハンドを相手に読まれないようにする為です。

参加するハンド

参加するシチュエーションは何種類かありますが、はじめは「自分の前の人が全員フォールドして、自分が最初に参加するとき(オープン)」について勉強しましょう。

  • 自分の前の人が全員フォールドして、自分が最初に参加するとき(オープン)
  • 自分の前の何人かがリンプイン(コール)したとき
  • 自分の前の人1人がレイズしたとき
  • 自分の前の人1人がレイズして、誰かがコールしたとき
  • 自分の前の人1人がレイズして、誰かが3BET(リレイズ)したとき
  • etc…

お手軽なのはPrefrop Advisor

プリフロップで何で参加するのかをまとめた表をレンジ表といいます。何万円もするレンジ表もありますが、最初は無料でスマホでも見られるレンジ表をおすすめします。

PC(ブラウザ)版 Prefrop Advisor

iOS(iphoneなど)版 Prefrop Advisor

※Android版は多分なくなっちゃいました(;´・ω・)ので上記ブラウザ版を。

Prefrop Advisorメイン画面

PreflopAdvisorメイン画面
最初にオープン(レイズ)するレンジ表を見るには「OPEN POSITION」をタップ。

Prefrop Advisor ポジション選択画面

PreflopAdvisorポジション選択画面
①見たいポジションを選択して、②VIEW PREFLOP ADVICEをタップ。

Preflop Advisor レンジ表

BUオープンレンジ
これはBU(ボタン)のオープンレンジ表。

・緑色は3BBオープン。
・白色はフォールド。
・白地に数字が書いてあるハンドはその数字の割合で3BBオープン、残りの割合でフォールドという混合。 最初は数字の部分もフォールドしましょう。
慣れてきたら51以上はレイズ、50以下はフォールドにしてみましょう。
(→T6sは30%だからフォールド、96は95%だからレイズという感じです。)

表の左下は2枚のスートが異なるオフスート。
表の右上は2枚のスートが同じスーテッド。
例えば、表の左下のA4は緑色でA3は白色になっていますが、これはオフスートの部分です。それぞれA4oとA3oと記載しています。

逆に票の右上のA4もA3もA2も緑色になっています。これはスーテッドの部分です。それぞれ後ろにsをつけて、A4s、A3s、A2sと記載しています。
スーテッドのほうがフラッシュになりやすくて強いのでA3oはフォールドするのにA3sやA2sは参加(レイズ)できます。

例)A3o(2枚のカードが異なるスート:オフスート)Ac3d

A3s (2枚のカードが同じスート:スーテッド) Ac3c

AAも22も緑色になっています。これは2枚とも同じ数字のポケットというハンドです。最初からワンペアになっています。

例)AA(2枚とも同じ数字。スートは必ず異なる)AcAs

参加する金額

自分が初めてオープンする場合(RFI レイズファーストイン)

自分より前の人が全員フォールドして、自分が初めて参加する場合のBET金額は固定額がおすすめです。

金額の目安は3BBです。1BBはビッグブライドの金額です。
例えばSB1ドル、BB2ドルのテーブルの場合、1BBは2ドルです。
つまり3BBは3×2=6ドルです。

BU3bbオープン
BUがA4oで3BBオープン(3×2ドル)=6ドル

自分の前にリンプインがいた場合

ポーカーに慣れていないプレイヤーの場合、最初に参加するときにレイズせずに1BBのコール(リンプイン)をすることがあります。大抵の場合はあまり強いハンドではありませんので、自分が参加する場合はそれに対してレイズをしましょう。
金額の目安は3BB+リンプインの数BBです。
例えばBB2ドルのテーブルの場合で、リンプインが1人いたら、
3BB+1BB=4BB、つまり4×2=8ドルでレイズしましょう。
リンプインが2人いたら、
3BB+2BB=5BB、つまり5×2=10ドルでレイズします。

BU4BBレイズ
COがリンプ(1BB)、BUが4BBレイズ(4×2ドル=8ドル)

まとめ

  • オープン時の参加ハンドはオープンレンジ表の通りにする
  • オープンレンジはポジションごとに異なる
  • 先にアクションするポジションは不利。後にアクションするポジションは有利
  • オープン額(レイズ額)は3BBが基本