ブラフVSブラフキャッチの計算
オフェンス側はブラフをどのくらい混ぜればいいのでしょうか?
ディフェンス側はどのくらいの頻度でコールまたはレイズすればいいのでしょうか?
いずれも簡単な算数で解決できます。
オフェンス側
ブラフの必要成功率の計算式
ベットする場合、ベット額によってブラフの必要成功率が変わります。
式は下記です。
(ポット額):(ベット額)=(ベット額)/(ポット額+ベット額)
ポット額が100、ベット額を半分の50とすると、必要成功率は33%です。
100:50
=50/(100+50)
=50/150
=1/3
=0.333=33%
計算はポットを1としたときの分数で考えるとシンプルです。
ベット額(%) | ベット額 | オッズ | ブラフ必要成功率 | ブラフ必要成功率(%) |
---|---|---|---|---|
25% | 1/4 | 1:1/4 =4:1 | 1/5 | 20% |
33% | 1/3 | 1:1/3 =3:1 | 1/4 | 25% |
50% | 1/2 | 1:1/2 =2:1 | 1/3 | 33% |
67% | 2/3 | 1:2/3 =3:2 | 2/5 | 40% |
100% | 1 | 1:1 | 1/2 | 50% |
150% | 3/2 | 1:3/2 =2:3 | 3/5 | 60% |
200% | 2 | 1:2 | 2/3 | 67% |
バリューとブラフ比の計算式
(バリュー):(ブラフ)=1:(ブラフ必要成功率)
上記の例 50%サイズのベットのときは
1:0.333=3:1
つまりバリュー3に対して、ブラフ1の割合になります。
バリューとブラフの比率は、後述する最小ディフェンス頻度のオッズと同じです (というか、最小ディフェンス頻度を基にブラフ比を決める)ので、ディフェンス率の表も参照してください(‘◇’)ゞ
表からわかること
ベット額が大きいほど、必要成功率が高くなければいけません。
ただし、ベット額がポットの67%のときのブラフ必要成功率は40%で、
ベット額がポットの100%のときの必要成功率は50%と、あまり変わらないことから、ベット額が大きいと降りやすい相手には、ベット額を大き目にするのもよいかもしれません。
ディフェンス側
最小ディフェンス頻度(MDF、ディフェンス率)は、相手のベット額で変わります。
相手のブラフ頻度が高い場合、一定頻度でディフェンス(コールまたはレイズ)する必要があります。
実際にディフェンスする頻度はお互いのレンジエクイティも考慮する必要があります。相手が適度にブラフを混ぜてベットしてくる場合、ボードとこちらのレンジがどれくらいフィットしているか考えて、適切な頻度でディフェンスしましょう。
最小ディフェンス頻度(MDF)
(ポット額+ベット額):(コール額)=(コール額)/(ポット額+ベット額+コール額)
ポット額が100、ベット額を半分の50とすると、コール額は100、最小ディフェンス頻度は
(100+50):50
=50/(100+50+50)
=50/200
=1/4
=0.25=25%
計算はポットを1としたときの分数で考えるとシンプルです。
ベット額(%) | ベット額 | オッズ | ディフェンス率 | ディフェンス率(%) |
---|---|---|---|---|
25% | 1/4 | 5/4:1/4 =5:1 | 1/6 | 17% |
33% | 1/3 | 4/3:1/3 =4:1 | 1/5 | 20% |
50% | 1/2 | 3/2:1/2 =3:1 | 1/4 | 25% |
67% | 2/3 | 5/3:2/3 =5:2 | 2/7 | 29% |
100% | 1 | 2:1 | 1/3 | 33% |
150% | 3/2 | 5/2:3/2 =5:3 | 3/8 | 38% |
200% | 2 | 3:2 | 2/5 | 40% |
表からわかること
相手がベットしたとき、テーブル上にポット分と相手のベット分のチップがあるため、コールするときのオッズはブラフ必要成功率より良くなります。
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